光センサー内部障害判定機

光センサー測定結果報告(2023年)

より解りやすく、ブログの様に報告させていただきます。

2023年12月24日

1033本中237本がセンサー障害判定で、内231本に実障害があった。分根苗の沢で髄芯部に黒色と茶色の大きな障害が多かった。髄内の小さな黒色点在と維管束の障害は少なく、採り時期の遅れで障害が全て大きくなった感じがした。珍しく皮層に黒色点在の物も多かった。


2023年12月9日

765本中109本がセンサー障害判定で、内105本に実障害があった。前回の続きでメリクロン苗の2期目の苗でした。前回同様、外観から解る腐りが多かったが、内部障害は予想より少なかった。
表面が硬く、変色も無く、虫に喰われた様な部分があるわさびが多くあった。切ってみたら、縮んだだけや少し空洞があるだけで食べるには問題無い物ばかりだった。 今までの傾向だと、内部障害によって表面が変形している事が多かったので、悩みの種が増えた。


2023年11月26日

11月8日に第38回全国わさび品評会があり、優秀賞(名古屋市場賞)を受賞致しました。 私は初めて品評会を見学しました。
「色々なわさびがあるんだなぁ〜、製品化作業の違いがあるなぁ〜」と思いました。
また、特賞のわさびは中央から下を縦半分に切断してあり内部も見える様にしてありました。その中に内部障害があり、「あ〜やっぱり、みんなもあるんだ〜。これは光センサーなら解るけど、やっぱり外観では解らないよなぁ〜。」
と内部障害が我が家だけの問題では無い事に安心しました。これからも、栽培品質、販売品質にこだわり頑張っていきます!


2023年11月25日

663本中143本がセンサー障害判定で、内137本に実障害があった。前回の続きの沢でした。前回よりもさらに外観から解る腐りが多く、採った山葵の3割は腐っている感じでした。内部障害も大きくなっている感じでした。
光センサーで内部障害を発見し切断した廃棄量は3.4Kgもありました。


2023年11月11日

552本中58本がセンサー障害判定で、内52本に実障害があった。メリクロン苗の2期目の苗で、生育が良い沢でしたが、収穫時期が遅れたせいか外観から解る腐った物が多かった。内部障害も多いのかと思ったが少なくて驚いた。
グラデーションになってる障害もあり、障害のバリエーションの多さにまた驚かされた。


2023年10月21日

810本中189本がセンサー障害判定で、内177本に実障害があった。前回の続きの沢と違う場所の分根苗の沢でした。前回と同じ様な障害パターンでしたが、前回よりも障害が大きくなっている感じでした。毎回あまり出来が良くない沢ですが、今回は良い感じでした。


2023年10月8日

899本中184本がセンサー障害判定で、内172本に実障害があった。大きめの分根苗を植えて21か月経過した沢でした。サイズは小さく、内部障害は維管束の墨がいつもより多く、維管束から拡がったり、髄部に多数あるパターンが多かった。光センサーで障害を見つけ、切り落とした廃棄品が3.8キロもあった。


2023年9月23日

857本中383本がセンサー障害判定で、内365本に実障害があった。分根苗の沢でやはり障害は多かった。 夏を耐えきれずか、内部障害からか首が細く成長が鈍化したわさびになってしまっているのが多かった。
髄芯と維管束に墨や薄茶色病変がとても多く、散らばった病変も多かった。
結果的には、良品出荷が12kg。軽度キズ品出荷が6kg。センサーで発見し切断した廃棄部分が8kg。センサーと外観で障害と判断し、障害部分を切断し加工用になったのが18.3kgでした。
今回も凹みました。


2023年9月8日

571本中26本がセンサー障害判定で、内24本に実障害があった。 メリクロン苗1期目の沢で、サイズは小さく、尻の腐りが多かったが、内部障害がとても少なかった。
表面が硬く虫食い状になっていてセンサーが反応しないのが20本くらいあり、切って確認したところ、半分は障害なし、残りはスが入っていたり、薄い黄色の障害が芯にありました。


2023年8月26日

934本中260本がセンサー障害判定で、内247本に実障害があった。前回の続きの沢で、やはり障害は多かった。 大きな墨や空洞化が前回よりも多く、この2週間で内部障害が増大し、色や形状も変化した様な感じでした。 外観から解る障害も多く、障害部を切り落とし頭側半分が残った物が多かった。
結果的には、良品出荷が16kg。軽度キズ品出荷が6kg。センサーで発見し切断した廃棄部分が5.3kg。センサーと外観で障害と判断し、障害部分を切断し加工用になったのが17kgでした。外観で判断した廃棄部分もかなりあったので、収穫量の約4割しか出荷品になりませんでした。


2023年8月14日

796本中382本がセンサー障害判定で、内369本に実障害があった。分根苗の沢で、収穫時期が遅かったのか、障害がとても多かった。
サイズは小さ目で、山葵の中央部に茶褐色とスポンジ状の障害が多く、その尻側髄部には墨の点在がほぼあった。維管束の墨は少なかった。


2023年7月23日

728本中124本がセンサー障害判定で、内117本に実障害があった。前回同様の分根苗の沢とメリクロン苗の沢でした。前者は前回同様で中央部に障害が多く、障害確率が高かった。後者は早めの収穫だった為、サイズは小さいが外観から解る障害と内部障害もかなり少なかった。 尻部から腐りが中へ広がっていたり、髄部より維管束の墨が多く見られた。


2023年7月8日

704本中135本がセンサー障害判定で、内129本に実障害があった。前回の続きで分根苗の沢とメリクロン苗の2期目分根苗の2箇所だった。 サイズは小さく、前者は尻部が黒いのが多く、後者は尻部に穴が多かったが腐りは少なかった。
どちらも中央部に茶褐色とスポンジ状の障害と髄部の墨点在が多かった。維管束の墨は前回より少なく、後者に少ないのがわかった。


2023年6月24日

709本中200本がセンサー障害判定で、内190本に実障害があった。切断廃棄量は4.0Kgと多かった。前回同様の分根苗の沢。全体的にサイズは小さめで採っていて腐りと尻側からの大きな穴の空いた物が多かった。検査では、髄芯部の黒色病変が多く、髄部に黒色点が点在する物もとても多く、維管束にも前回同様の障害も多かった。
外観は綺麗な大きなわさびを切断せざるを得ないのが多く、残念だった。


2023年6月10日

720本中158本がセンサー障害判定で、内147本に実障害があった。切断廃棄量は2.9kgだった。前回の続きで分根苗の沢。
今回も維管束の部分的な黒色や茶色への変色が多かった。維管束から髄側への拡がりも多くあり、茶色の変色が子わさび全体に遺伝している様な物も多く見かけた。


2023年5月27日

882本中140本がセンサー障害判定で、内135本に実障害があった。3.8Kgも切断廃棄となった。
前回同様で分根苗の沢。全体的にサイズは小さめ。中位のサイズの物に障害が多く、真ん中より尻側で、夏に成長した部分に障害が多かった。


2023年5月13日

772本中150本がセンサー障害判定で、内139本に実障害があった。分根苗の沢で、外観は綺麗なのに、髄に大きめな黒色、灰色、茶褐色障害が多かった。


2023年4月22日

633本中87本がセンサー障害判定で、内77本に実障害があった。同じ沢に、二次苗と分根苗が植えられている沢でした。障害は分根苗の方が多く、髄に小さな墨が点々と上下に拡がっている物と維管束に墨のある物が多かった。


2023年4月8日

678本中26本がセンサー障害判定で、内24本に実障害があった。久しぶりに内部まで綺麗な山葵でした。二次苗の沢で、実障害率は3.5%。今回、尻側の維管束が薄茶色でとても厚い。中部になると色と厚みが薄くなっていく山葵だった。尻側の形成層に墨が入る障害が多かった。


2023年3月26日

619本中187本がセンサー障害判定で、内176本に実障害があった。前回続きの分根苗の沢と二次苗の沢の両方を採った。
分根苗の方は中部下に多く障害があり、二次苗の方は尻部で維管束が太く、そこに墨入りや紫色の障害が多かった。


2023年3月19日

557本中149本がセンサー障害判定で、内140本に実障害があった。前回の続きの沢で結果的には多くの障害だったが、外観からは完全に良品に見える大きいサイズのわさびが多く、切断時の父の寂しげな様子が印象的だった。


2023年3月11日

894本中394本がセンサー障害判定で、内384本に実障害があった。切断廃業した量が過去最高で11.5キロもあった。分根苗の山葵で栽培期間が長過ぎたのが原因かも知れない。外観からも尻側で多くの障害を発見した。
センサーでは中部の芯まで茶色のスポンジ様の障害が広がっている物と維管束の墨入りを多く発見した。


2023年2月25日

756本中234本がセンサー障害判定で、内224本に実障害があった。今回もほぼ3割に障害があり、そのまま出荷していたら〜と考えると怖く感じた。外観からは解らない髄の芯が茶色くスポンジ状になっているのと、維管束の墨や変色が多かった!採った山葵の半分は廃棄となってしまった。


2023年2月11日

636本中99本がセンサー障害判定で、内91本に実障害があった。メリクロン苗の山葵で外観は小さめで綺麗だったので、こんなに多くの内部障害が出るとは思わず、驚いた。今まではメリクロン苗は障害が少ないと感じていたが覆された。


2023年1月21日

758本中177本がセンサー障害判定で、内171本に実障害があった。前回の続きの場所で、22.6%と障害確率は高く、切断した廃棄量が4.9Kgで過去最高でした。採る時期の遅れで、根が腐り、篩管を通じて髄部に拡がっている障害が多かった。


2023年1月8日

416本中83本がセンサー障害判定で、内80本に実障害があった。採る時期が遅過ぎた為に腐りが多かった。腐りが髄部全体に広くなっているものが多かった。


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